こちらは回転バネ部品のリバースエンジニアリング事例です。該当部品はSUS304製で、直径Φ200の回転バネでした。

お客様が設備に使用する5つのアイテム一式をメーカーから購入する際に、どうしてもメーカー価格になってしまい、また補修部品のため納期がかかることを懸念されていました。そこで、現物からリバースエンジニアリングをできる会社がいないかと探していたところ、既存サプライヤーである当社にご相談をいただきました。

お客様から現物をお預かりし、3Dスキャンを用いて測定を行い、ソリッドデータに変換しました。その後、図面化を行い、図面承認を経て切削、ワイヤーカット、研削、磨きの各工程を経て、最終的に品質検査を実施し、お客様に納品いたしました。特に、3Dスキャンからソリッドデータへの変換作業が複雑でありましたが、結果的にコスト面において、メーカーから購入する場合よりも安価に抑えることができました。

当社は、このように生産中止となった部品や図面がない製品のリバースエンジニアリングを10年以上継続して行っており、コスト削減や納期短縮を実現するためのサポートを行っています。図面がなく、生産が中止された部品の製作でお困りの際は、お気軽にご相談ください。