<研究所>新CAD/CAM Opt-1導入しました!

どうも皆様ご無沙汰しております。
古南@研究所です。
週末台風が続く中皆様いかがお過ごしでしょうか?
暑かったり寒かったりで体調を崩されている方も多いのではないかと思っている
今日この頃で御座います。

さて!じつは報告が御座います。
ホームページ上にはアップしておりませんでしたが、木村製作所は
平成30年度補正「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」において
採択されております!
去年に引き続き2回連続で御座います。

昨年は補助金を利用させていただき5軸の3次元測定器を購入したのですが、
今年はキステム社の光学専用CAD/CAM “OPT-1(オプトワン)”を導入しました!
http://www.kistem.com/contents_detail.php?co=cat&frmId=50&frmCd=1-3-0-0-0

(こんな感じの画面です)

以前から喉から手が出るほど欲しいソフトウエアだったのですが、
高額すぎて購入出来なかったところ補助金のおかげでようやく入手することが出来ました!

弊社で新しくできるようになったこととして、
・自由曲面の超高精度NCパス出力が可能。(旋盤形状、フライス形状共に)
・上記パスで加工した製品に対し、形状誤差があった際
3次元的に補正をかけることが出来る。
・弊社にあるULG-100D(SH3)にて旋盤加工にて3軸同期の自由曲面
旋盤加工が可能。

このソフトの最大の特徴は、
数式で表せるレンズ面形状はダイレクトに数式入力してサーフェースを作図するのですが、
CAM出力時、サーフェース形状基準のNCパスではなく、作図時使用した数式基準でNCパスを出力することが出来、限りなく計算誤差が少ないNCデータを作成がすることが出来る、
ということが上げられます。

弊社は東芝機械のUVM-450D(H)のフライス系、
ULG-100D(SH3)の旋盤系の超精精密加工機があるのですが、
OPT-1購入時、旋盤系、フライス系ともに両方対応するようにカスタムしていただいたので、
これでようやく光学レンズ、ミラー等の異形状加工に対して汎用CAD/CAMでは計算誤差が出て不可能だった自由曲面加工が、マシンの最大性能で加工出来るようになりました。

現状量産加工で機械が埋まっているのですが、機械の空きを縫って、
展示会用形状加工、および加工ワークの精度チェックをしていく予定です。

サンプルでき次第随時報告させていただきます。
また、すでに自由曲面のお題をお持ちのお客様は、是非お問い合わせいただけると非常に嬉しいです。

私が量産のお手伝い等でバタバタしていたのでなかなか上記の報告できなかったのですが、
難しい加工は大歓迎!というところで是非一度お声かけ頂けたらと思います。

では!
以上古南@研究所@不況に負けない物作りを目指して!
でした!

(9月29日の秋の空。早くこんな日が続くようになると良いですね。)